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【一部閲覧注意】わーちゃん欲張りセット置いておくぞ!←わーちゃんすこすこだわ

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4: 名無しさん 2019/04/21(日) 02:10:27.79
「……今回の作戦は失敗よ。ごめんなさい指揮官」

通信機越しに最後の連絡を取る。
もはや包囲網は十重二十重の形相を呈していた。
たった今まで自分が支援していた部隊も、包囲網の突破は叶わなかった。
徐々に集まる敵部隊に集られ、十字放火で人形が壊されていくのをスコープ越しに捉えることができた。
もはや弾薬も無い。自慢の銃は大袈裟なオペラ・グラスとなっていた。
この臨時司令部も、擲弾の万雷の喝采に震えていた。
もはやフィナーレは過ぎた。カーテン・コールも間もなく終わる。

「……私の作戦が至らなかった。敵の策略に気が付けず、君たちを……」
「指揮官は何も悪くないわ。想定外の事態は戦場に付き物よ。だから私たち人形が戦っているの。
私達はコストさえ掛ければまた直せる、それに」
「……それに?」
「私が信じた指揮官に落ち度があるはずが無いわ。あなたが謝ったら、私の判断が間違ったことになるじゃない。あなたは気にしないで、直った私と次で成果を出せばいいの」
「……WA、お前は直らない」
「え?」
「兵器としてのお前は直る。でも……今この瞬間のお前は、死んだら直らない……ッ!」

ノイズ混じりの通信機越しでも、それははっきりと分かった。嗚咽、声の震え。
私の電脳には、即座に指揮官が泣いている姿がエミュレートされた。
……それは、私が認めた指揮官とは、似ても似つかない、情けない、姿だった。

でも、嫌いじゃない。
だって、私のために泣いてくれている。

「ねえ、指揮官。せっかくだから伝えておくわ」
「なんだ……」
「私、指揮官のことが好き。ううん、ずっと好きだった。
ごめんなさい。こんな時にしか言えない、低性能な人形で」
「俺も……好きだったよ……」

ああ、嬉しい。
こんな最期でも、悪くない。そう思える終わりだった。
人形に泣く機能は付いていない。指揮官と一緒に泣けたら、もっと嬉しかったのに。
そしてできるなら、向かい合って、手を繋いで、指輪を交換しながらだったら、もっともっと嬉しかったのに。

「指揮官、今の告白……次の私には、指輪を用意して言いなさいよ……」

 

6: 名無しさん 2019/04/21(日) 04:26:51.20
怪文書が素敵だからわーちゃん欲張りセット置いておくぞ
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167: 名無しさん 2019/04/21(日) 13:11:41.15
わーちゃんメシマズなのがね。。
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220: 名無しさん 2019/04/21(日) 14:41:14.07
わーちゃんすこすこスレですよ

引用元:http://egg.5ch.net/test/read.cgi/applism/1555778249/

まとめ
わーちゃん欲張りセット置いておくぞ!←わーちゃんすこすこだわ

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